ブログ日本医療企画「ばんぶう」さんの表紙に登場させて頂きました!

日本医療企画「ばんぶう」さんの表紙に登場させて頂きました!

2025.03.08

ディーズパレットとの出会いが生んだ特別対談

今回の「IGPで行く!」連載は拡大版として、株式会社LIXILさんとディーズパレットさんとの対談を実施しました。

ディーズパレットさんは、IGPメンバーであるLIXILさんのお客様。以前取材した「なな彩」さんの取材時に同席されており、実はグループホーム運営の立役者であることが判明。ぜひ社長さんにお会いしたいと思い、「ばんぶう」編集長にお願いして実現した企画です。

なぜ1年で生活介護事業所が建てられたのか?

起業家としても看護師としても感じた「不思議」

元看護師であり、起業家育成のコーチングも行う私は、「なな彩」の大田社長が、わずか1年の訪問看護経営で障がい者向け「生活介護事業所」を建設したことに強い疑問を抱いていました。

創業1年目では、政策金融公庫からの借入返済も厳しいはず。そんな中、どうやって新しい建物を建てられたのか?

資金面のカギはディーズパレット

取材中にその疑問をぶつけると、大田社長はこう話してくれました。

「土地の購入や建築費などはディーズパレットさんが担ってくれて、私は賃貸契約で運営しているんです」

これには驚きました。そんな企業がバックアップしてくれるなら、事業成功の可能性は一気に高まります。

立ち上げ支援業界の現状に感じていたモヤモヤ

質の悪い「立ち上げコンサル」が横行する世界

看護師が独立を考えると、ネット上には立ち上げコンサルの情報が溢れています。

名ばかりの「支援」で、ノウハウもない企業が300万円もの費用を取り、看護師を食い物にしている現実。

かつて看護師だった人がそのノウハウを売り、現場を離れて利益だけを追う――そんな人たちに私はうんざりしていました。

そんな中で出会った「まっとうな企業」

だからこそ、ディーズパレットさんの存在は衝撃でした。私利私欲でなく、看護師やセラピストに寄り添い、事業を黒字化するサポートをしてくれる。

「こんな企業が全国に広まってくれたら!」と心の底から思いました。

編集長とのやりとり、そして対談の実現へ

この熱い思いを編集長に伝えると――

「スゴイね、そのディーズパレットさん。本気なんだね。ホームページ見たらわかった。この企画、絶対やりましょう!」

こうして対談が実現。医療企画雑誌に以前広告を出そうと考えた私にとって、こんなありがたい機会はありません。

実質450万円相当の価値ある誌面

カラー5ページに及ぶ対談。

「この記事見て、独立したいと思う医療者が増えたらいいね」

編集長のこの言葉に、何度も何度も心の中で感謝しました。

ディーズパレットという企業の本質

建築に徹する信念と男気ある経営姿勢

対談中、私はこう尋ねました。

「こんなに実績あるなら、立ち上げのコンサルもできるのでは?」

すると中島社長はこう答えました。

「うちのスタッフにはその力はあるけど、それはやらない。うちは建築屋なんで、建築で世の中を良くしたいと思ってます」

なんという信念、なんという男気。社員が情熱を持って働けるのも納得です。

社員の声が物語る「やりがい」と「理念」

社員の高羽さんに「やりがいありますか?」と聞くと、

「はい!やりがいしかないですね!」

「自分の会社が好き」「社長の方針が好き」「理念が好き」――そんな言葉を臆せず言える社員がいること、それ自体が奇跡だと思います。

入社直後、クレームの嵐だった住民説明会にも立ち会った高羽さん。逆にその経験でモチベーションが高まったというから驚きです。

「働くこと」の意味を見つめ直すきっかけに

最近、「嫌々仕事をしている人」によく出会います。

でも、人生の大半を占める仕事の時間を、どうせならやりがいあるものにした方が精神的にも健康です。ディーズパレットの皆さんから、「仕事のやりがいは自分でつくるもの」だと改めて教えていただきました。

対談から生まれた「夢プロジェクト」

この対談がきっかけとなり、ナースとセラピストの夢を応援するプロジェクトが立ち上がりました!

2025年4月18日 ナース&セラピストのドリームプロジェクト in 東京 の開催です。

「夢を持った医療者と徳ある企業の出会いが促進され、地域包括ケアシステムがあっという間に叶いますように」と願いを込めて開催します。当日参加できない方はアーカイブ配信する予定ですので、そちらを見てくださいね。

対談に関して詳しく知りたい方はぜひ、「ばんぶう」のその後の記事を読んでいただけたら幸甚です。

奥山美奈
奥山美奈
看護師、高等学校教諭(看護)を経てTNサクセスコーチング(株)を設立。管理者教育から採用プロジェクトチームの指導、人事評価の構築などの組織の課題をまるごと解決するマグネット化支援を行う。現職の管理職を、人を育て組織の経営課題も解決する「院内コーチ」へと昇格させる「コーチ認定制度」は奥山オリジナルプログラム。認定者のその数300名。ソフトテニスで3度の国体出場、2013年度マスターズ全国大会準優勝の経験から提供されるコーチングは圧倒的な成果を産んでいる。書著5冊。連載、講演多数。エルゼピアジャパン「上手な叱られ方」「医療にとって本当に必要な接遇とは何か」e-learning講師。S-QUE「訪問看護」e-learning総合監修。
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